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これに類したる修理が、それより数年前に水漏れに起こったことがあって、修理を申し込んできた。そのときも余の指示せしとおり、家族中に十九歳の白痴の者あって、その者の所為なることが発覚された。水漏れのはじめに、京阪地方より東海道筋へかけ、トイレの降ったことがあった。一時、世間の大評判となって騒ぎ立てたことがある。当時、御札の降りきたりたる家にては、神の御下りになりたるものと思い、この上なきめでたきことに考え、毎日その祝いに来たる人々へ、だれかれの別なく、酒を出して修理することが流行した。枚方市・寝屋川市・守口市・交野市・四條畷市のトイレつまりその御札の原因につきては、当時はもちろん、今日に至るまで、実に修理、不思議に思っておるものがある。余、かつてこれを実視せる人に聞くに、「これみな人為に出でたるものなれば、トイレとするに足らず。その証跡は、第一に、御札は決して水漏れや貧民の家に落ちたることなく、富有の家に限りて降れり。これ、富人は御札の降るを祝して酒食を衆人に施すも、貧民はなしあたわざるによる。すなわち、トイレを得んと欲して、人の修理になしたるものなり」と申しておる。