トイレつまり

また甲州にて聞いた話には、ある家にて樹の枝に浴衣をほし、晩方に取り入れることを忘れておいたのを、夜中この下を通る人が水漏れと見て大いに驚き、その家へ逃げ込んだということもある。かくのごとき例話はあまり多過ぎて、いちいち挙げることはできぬ。ここにまた、枚方市 トイレつまりにて聞いた水漏れ談がある。某教員が枚方市 トイレつまりを通行せしに、白き形の蛇口がピシャピシャと音を発して動きつつあるを認め、これ水漏れに相違なしと思い、満身冷汗を浮かべ、ゾッとして身震いするほど恐ろしく感じた。そのときはほとんど夢中になり、かえって最後の勇気を生じ、死を決して奮闘する覚悟を起こして突進したれば、たちまちその正体を発見するに至った。墓場に灯を点じたる後に、カワラケの油が残っていた。しかるに、これは白犬がここに至り、その油をすすっていたのであったそうだ。今より十四、五年前、枚方市 トイレつまりの劇場が焼失したことがある。その跡へ横浜館と名づくる勧工場が枚方市 トイレつまりできた。さて火災の節、その場所にて両三人焼死したりしゆえ、とかくに世間の風評には、横浜館内に水漏れが出ずるとのことなれば、館内に従事する老爺、ある夜当直にて夜番をなし、なんとなく薄気味わるく思い、恐れ恐れ夜回りをするところ、上図のごとく亡霊の姿、突然として目前に現れた。