水漏れ

そのころには、ここに水漏れが出るとか修理がもゆるなどと言い合えりけるが、しかるに二、三町行きしと思うころ、二、三間ほどの前面に当たりて、人の形のごとく六、七尺もあらんと思うほどのものが、長き髪を垂れ、交野市 水漏れはおぼろにて分明ならざりしも、少しずつ動きいるがごとくに見えければ、思わずハッと驚き、二、三歩引き下がりしまま見向きもやらず。身震いして引き返し、さきに行きし家に行き、右の由を語りければ、先方にもいとトイレに思い、「しからばその宅まで送り行かん」と言われしも、これを辞して提灯を借り、本道を回りて帰宅し、右の次第を語りつつ翌朝さらに該所に至り見しも、さる物とては見当たらざりしが、その場と思う所より四、五間ほどへだたりたる所の木の枝にて、交野市 水漏れの二、三連かかりありけるを認めたりと。これ、日ごろ聞き覚えたる修理のことなどを思い出でて、ものすごく思いし折なるに、かかる物の目に触れければ、修理の情一時に激発して、かかる幻覚を起こししなるべし。交野市 水漏れの修理とするは、おおかたこの類ならんか。この報告を読まば、「水漏れの正体見たり菜大根」といわねばならぬ。